日本では「破綻」していることが認められれば、訴訟で離婚できることになっています。
【1】双方に婚姻を修復させる気持ちがあるか(やり直したいという気持ちがあるのか)
【2】外部から客観的にみて婚姻を修復させることが難しいか
この二つのうちどちらかがあれば、「破綻している」よって「離婚判決」がもらえるといわれています。②について何が大事かというと、別居期間がかなり長いか否かです。長いなら修復困難と認められやすいので、それを否定したいなら修復がこういう理由で可能だということを主張しないといけません。
ただし、有責配偶者からの離婚請求は非常に限定的にしか認められませんので、別居原因が浮気にあるような場合には別居が長くても、有責配偶者からの離婚請求は認められにくいことに注意してください。
離婚後の配偶者の生活状況、当事者の年齢、子の年齢及び意思(両親の離婚を望んでいるか否か)などの事情も考慮される傾向があります。